相談者3

亡くなった父が借地権を持っていました。借地権は私たちに相続されるのでしょうか?

司法書士

借地権も相続財産となります。

遺言書があればその内容に従い、また遺言書がなければ遺産分割協議に従い相続人に引き継がれることになります。

こんにちは、相続に強い柏の司法書士です。

 

親から自宅を相続したが、底地の所有者は地主さんだった。というようなケースがあります。

このようなケースを「借地権の相続」といいます。

 

借地権とは


「建物を所有するための地上権、もしくは土地の賃借権」

のことを借地権といいます。

地主さん名義の土地を借り、その上に建物を所有しているという状態のことです。

このとき建物所有者は、底地について借地権を有している借地人ということになります。

 

 

ただ土地を借りているだけ、と聞くと大した価値がないように感じられるかもしれませんね。

そんなことはありません。

借地権は、法律で強く守られた権利であり、借地人の権利は一般的には地主さんよりも強いものだということができます。

借地人が死亡した場合、借地権は立派な相続財産となるのです。

地主さんに対してするべきことは?

「借地権を相続したときに、地主さんに対しては何かするべきか」

とよく聞かれます。

 

法律上は、なんの義務もありません。

相続によって、もともとの借地人の地位がそのまま相続人に引き継がれることになります。

したがって相続については、地主の承諾は必要ないのです。

(※ちなみに借地権を第三者に譲渡する場合には、地主の承諾が必要です。)

相続後、地主さんに対して何ら連絡をしなかったとしても、借地人としての立場に影響はありません。

 

しかし現実的には、地主さんへの挨拶・連絡は必須というべきでしょう。

地主と借地人は、契約の相手方同士です。

円滑なお付き合いを今後も継続していく必要がありますので、電話なり手紙なりで、自分が相続したこと・今後の地代を支払っていくことなどを伝えておきましょう。

なお、従来の契約がそのまま相続人に引き継がれますので、権利金などを新たに支払う必要はありませんのでご安心ください。